Alchemy のメイン・フィルタ・コントロール

メインフィルタのコンポーネントは詳細表示でのみ表示されます。「Advanced」ボタンをクリックして詳細表示に切り替えてから「Global」ボタンをクリックします。

「Filter 1」および「Filter 2」と表記された 2 つのメイン・フィルタ・モジュールがあります。フィルタは並列または直列で使用できます。

図。メインフィルタのパラメータ。

4 つのすべてのソースからの出力は、各ソースの個々のコントロールで定義されたレベルでメインフィルタに送られます。両方のメイン・フィルタ・モジュールにはコントロールが同じマルチモードフィルタがあります。

注記:各ソースがメインフィルタを完全にバイパスするようにしたり、メインフィルタにソース信号の一部分を送って別の部分をエフェクトセクションに直接送ったりできます。フィルタはシグナルパス上の複数の位置で使用できますが、使いかたを工夫すれば、フィルタの数を減らしてもまったく同じかほぼ同じ結果が得られます。フィルタの数が少ない方が CPU に対する負荷は低くなります。

メインフィルタのパラメータ

並列のソースフィルタを使用して母音を作成する

人間の言葉の母音は、声道の形状の変化によって生じるフォルマントの結果です。こうしたフォルマントを模倣することで、Alchemy では話し声や歌声のようなエフェクトを作成できます。これは実際の話し声をサンプリングすることなく、VA モードで行うことができます。

  1. 名前バーで、「File」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「Initialize Preset」を選択して Alchemy のすべてのパラメータをデフォルト設定にリセットします。

  2. ソース「A」ボタンをクリックし、以下の通りにパラメータを変更します:

    • 「Vol」を 0 dB に設定します。

    • 「Coarse Tune」を -12 半音に設定します。

  3. ソース A の「Fine Tune」ノブをクリックします。

  4. モジュレーションラックの一番上のスロットで、ポップアップメニューから「LFO」>「LFO 1」と選択し、「Depth」ノブを 50%付近の値に設定します。

  5. 「LFO 1」コントロールパネルで、「Attack」を約 0.50 秒に設定し、「Sync」をオフにして、「Rate」を約 5 Hz に設定します。

  6. フィルタ・タイプ・ポップアップメニューの隣にある「On」ボタンをクリックしてフィルタ 1 を有効にします。フィルタ 2 および 3 にも同じ操作を行います。「Par」(並列)ボタンをクリックし、ソース A のフィルタの並列構成を有効にします。

  7. 「Global」ボタンをクリックしてすべてのソースを表示してから、ソース A のコンテンツフィールドをクリックし、ポップアップメニューから「Copy Source」を選択します。

  8. ソース B のコンテンツフィールドをクリックし、ポップアップメニューから「Paste Source」を選択します。ソース C および D のコンテンツフィールドでも上記を繰り返します。

  9. 「A」ボタンをクリックしてソース A を表示してから、以下に近い値にパラメータを変更すると「アー」というサウンドが作成されます:

    • Cutoff 1 = 800 Hz、Res 1 = 87%

    • Cutoff 2 = 1200 Hz、Res 2 = 87%

    • Cutoff 3 = 2800 Hz、Res 3 = 87%

  10. 「B」ボタンをクリックしてソース B を表示してから、以下に近い値にパラメータを変更すると「イー」というサウンドが作成されます:

    • Cutoff 1 = 230 Hz、Res 1 = 87%

    • Cutoff 2 = 2600 Hz、Res 2 = 75%

    • Cutoff 3 = 3200 Hz、Res 3 = 75%

  11. 「C」ボタンをクリックしてソース C を表示してから、以下に近い値にパラメータを変更すると「オー」というサウンドが作成されます:

    • Cutoff 1 = 200 Hz、Res 1 = 87%

    • Cutoff 2 = 880 Hz、Res 2 = 65%

    • Cutoff 3 = 2400 Hz、Res 3 = 50%

  12. 「D」ボタンをクリックしてソース D を表示してから、以下に近い値にパラメータを変更すると「エー」というサウンドが作成されます:

    • Cutoff 1 = 530 Hz、Res 1 = 65%

    • Cutoff 2 = 1850 Hz、Res 2 = 75%

    • Cutoff 3 = 2500 Hz、Res 3 = 50%

モーフィングで並列ソースフィルタを制御する

先ほどのタスクではソースフィルタを使用していくつかの母音を設定しました。以下の手順では、キーボードのモジュレーションホイールを使用して、これらのサウンドを滑らかに切り替えます。

  1. 「Morph」をクリックしてモーフィングパラメータを表示し、「Morph Lin」ボタンをクリックします。

  2. 「X」ノブを 0% に設定します。

    モジュレーションラック内の一番上に「Morph All X」が表示されます。

  3. 最初のモジュレーション・ラック・スロットで「Perform」>「Control 7」と選択します。モジュレーション深度の値は 100% のままにしておきます。

    モジュレーションホイールはデフォルトで Performance コントロール 7 にリンクされています。

  4. キーボードを弾き、モジュレーションホイールを動かして、ソースフィルタ済みサウンドを滑らかに切り替えます。

    出力レベルが低く感じられる場合は、マスターセクションの「Vol」ノブか、名前バーの「Vol」ノブの値を増やすと出力レベルを上げることができます。